今日レビューするのは、NECのテレビが見れるタブレット。
希少なフルセグ対応(ワンセグも対応)で録画もできる
10インチのタブレット
LAVIE Tab EのTE710/KAW(PC-TE710KAW)
等々、今は希少になったフルセグ対応のテレビが見れるタブレットについてレビューします。(使用したタブレットはNEC貸出機プログラムでレンタル提供された端末です)
レビュー テレビが見れるNECのタブレット
今回レビューするのは、NECブランドのLAVIE Tab E TE710/KAW。NEC貸出機プログラムでレンタル提供されたタブレット端末を使い、主に大都市圏にある高層の鉄筋コンクリート建築の中層階で視聴・使用した感想を中心にレビューします。
ちなみに、このタブレットの画面サイズは、現在主流ともいえる10インチ(10.1インチ)の中型~比較的大画面なタブレット。また、ボディカラーはNECのパソコンの定番カラーを思い出させてくれるようなホワイトになっていたのが見た目の特徴です。
さらに、機能面での特長といえばやはりテレビが見れること。最近はもちろん、発売時の約2年前にもめっきり希少になっていたフルセグ対応(ワンセグも対応)のタブレットで、テレビを簡単に視聴できるというのが一番のポイントです。
そこでこの記事では、NECのテレビが見れるタブレット・LAVIE Tab E TE710/KAWについて、テレビ視聴を中心に、評価点・注意点・おすすめポイント・気になる点などについて調べてレビューします。
基本スペックや仕様:10インチのAndroidタブレット
基本スペックは以下の通りの模様。10インチ液晶のアンドロイドタブレットのWiFiモデルで、メモリは4GBでストレージは約64GBです(ただしmicroSDメモリーカードスロットあり)。
また、カメラやマイクは当然内蔵。最近はリモート授業や会議やテレワークでタブレットを活用する場面もあるので、そのあたりの機能は必須条件の人も多いのではないでしょうか?
- 型名(型番)はTE710/KAW(PC-TE710KAW)
- Androidタブレット
- 画面は10.1インチ ワイドLED IPS液晶
- 解像度は1920×1200ドット
- CPUはQualcomm Snapdragon450 1.8GHz(8コア)
- メモリは4GB
- ストレージは約64GB
- カメラはフロント約800万画素・リア約800万画素
- マイクは内蔵モノラルマイク
- WiFiモデル
- フルセグ対応の地デジチューナー内蔵
- 外部メモリ用にmicroSDメモリーカードスロット搭載
- 防塵・防水等級はIP53(完全な防水・防塵ではない)
評価点:希少なフルセグ対応(ワンセグも)
そのLAVIE Tab E TE710/KAWの一番の特徴といえばもちろん、フルセグ対応の地デジチューナーが内蔵されていることで、電波を受信できればそのままテレビが視聴できる点。現在販売されているタブレットでチューナー内蔵タイプはあまりないために結構希少な存在で、それだけでも選ぶ理由になりえます。
なお、地デジチューナーはフルセグだけではなくワンセグにも対応可能。視聴のモードは自動切換え・フルセグ・ワンセグの3モードがあり、自動切換えならフルセグで視聴できなくなると自動でワンセグに切り替えてくれます。
また、利用状況によって変わるものの、Web閲覧時の駆動時間が約13時間という比較的(その後に発売開始した地デジ非搭載の10インチの2モデル(TE510/KASやTAB10/F01)が5000mAhなのに対してTE710/KAWは7000mAh)大容量のバッテリーを搭載。テレビ視聴時には自然と使う時間も長くなる傾向があると思うので、このあたりはやはりテレビ視聴にピッタリの仕様になっているモデルといえそうです。
さらに、2年前のモデルもかかわらず画面の解像度は、現在主流になっていてフルHD以上の高解像度のWUXGA(1920×1200)。また、液晶は視野角が広いのが特長のIPS液晶ということで、液晶画面もまたテレビや動画視聴向けの仕様といえそうです。
- 今では希少なフルセグ対応(ワンセグにも対応)の地デジチューナー内蔵モデル
- テレビ視聴向けな仕様(バッテリー・液晶画面や解像度)
おすすめポイント:簡単にテレビが見れる
そのテレビ視聴についてですが、実際に使ってみて驚いた点がもう1つありました。それが、予想以上に簡単にテレビを見始められること。初期設定がとっても簡単で、(テレビ視聴の部分のスタートアップのみなら)ものの5分程度で終わり、すぐにテレビのアニメやドラマやニュースやバラエティ番組を観られました。
もちろん、テレビ視聴はWiFi接続とは関係なく可能。インターネット回線の電波状況やモバイルWiFiの通信制限とは関係なしに、地デジの受信状況次第でテレビを観ることができました(今回のレビューもそのほとんどがWiFi接続なしで視聴しています)。
- テレビ視聴の初期設定がとっても簡単
- ものの数分でテレビ番組を見始められた
- テレビ視聴にWiFi接続の必要はないので通信制限を気にする必要なし?
- 具体的なテレビの見方(初めて見るとき)は以下の通り
テレビの見方
- 付属の「テレビアンテナケーブル」を本体右側面一番上の「音声入出力/テレビアンテナケーブル用端子」に差し込む
- ホーム画面なら下部を2回上向きにスワイプしてアプリ一覧を表示する
- 「テレビ」アプリをタップ(よく使うので長押しでホーム画面に移動しておくのがオススメ)
- 「エリア選択」から視聴エリアを選んでタップ
- 受信チャンネルをスキャンしてくれるので完了して一覧が表示されたら「OK」をタップ
なお、受信エリアは10個まで登録可能。通学・通勤などでよく行く都道府県等のエリアを最初に登録しておけば、エリア切り替えも簡単です。
- イヤホン等をつける場合はテレビアンテナケーブルを本体のイヤホンジャックにつけてからテレビアンテナケーブルの先端にイヤホンの端子を差し込む
その他に気になったことや注意点:防水・受信状態・スタンド・録画
防水機能
その他の機能で気になる部分といえば防水機能。LAVIE Tab E TE710/KAWでは、その後に発売開始した地デジ非搭載の10インチの2モデル(TE510/KASやTAB10/F01)では対応がない防塵/生活防水に対応しています。
ただ、防水(防滴)機能のIP規格はIPX3(防塵防水に関してはIP53)なので、防水というより防滴のイメージ(個人の感想)。もちろん完全防水や完全防滴ではないので、お風呂でテレビを観る等の無茶はしないほうがいいと思います。
受信状態(見れるか見れないか?映りは?)
ちなみに、私がレビューをしている建物内ではテレビが映らないことはほぼなく、地デジの映りは限りなく100%に近い受信状態。受信状態についてはそれぞれの条件(住所・建物・場所・向き・時間・チャンネルなども影響?)によっても大きく異なるので一概には言えませんが、私が試した視聴状況ではほとんどのチャンネルがフルセグで視聴することができ、窓から一番遠い場所に行くとワンセグに変わることもある程度(体感)でした。
なお、個人的な感想で言うと、フルセグなら予想以上の高画質で、ながら見や番組内容によってはワンセグでも思ったよりはまあまあかといった感じ。そして、LAVIE Tab E TE710/KAWを購入する人のほとんどはテレビ視聴を期待していると思うので、この受信状態(見れるか見れないか?映りは?)が満足度や評判に大きく関わりそうと感じました。
スタンド
また、移動中の使用やながら見ではそれほど感じませんでしたが、じっくりテレビを見たい場合はやはり何らかのスタンドには置きたいところ。チューナーやテレビ視聴向きな大容量バッテリーのためか、チューナー非内蔵のタブレットに比べると重く(その後に発売開始した地デジ非搭載の10インチの2モデル(TE510/KASやTAB10/F01)が約460gなのに対してTE710/KAWのカタログスペックは約520gで60gの差)感じるので、テレビ視聴がメインである程度の長時間見ることを考えるならスタンドがあった方が便利そうです。(純正ではスタンドにもなる専用カバー・PC-AC-AD015Cがある)
録画
なお、テレビ番組の録画は、視聴中の番組の録画がタップ1つで可能(自動切換えはなし?)。予約録画はできません(予約録画できそうな項目は見当たりませんでしたが録画の終了には「録画終了」と「現在の番組終了時に録画終了」から選べました)でしたが、とりあえず後で続きを観たいとき等には便利な機能です。
- 防水機能の過信は禁物
- テレビが見れるか見れないか(キレイに映るか映らないか)で評価が分かれるので使う場所や条件が大事
- じっくりテレビが見たいならスタンドが便利
- 簡単に録画までできる
LAVIE Tab E TE710/KAWの詳細や値段は?
ちなみに、最新の仕様・正しい詳細・値段(直販価格)などはNECパーソナルコンピュータの公式サイトに掲載されています。
- 公式サイト NEC Direct(NECダイレクト)